憧憬

今ある自分は何もかも望んでいたはずである。

しかしながら、「もっとこうありたい。」「あの時〇〇していれば」など隣の芝を眺めては「青いなぁ〜」と憧れるばかりである。

先ほどスターバックスコーヒーで美味しくもないコーヒーを飲みながら次回の金融系の資格試験の勉強をしていた。(金融系の資格はその業界でしか通用しない。) その時、隣にリクルートスーツを着たJDが座り、一生懸命ノートに何かを書いていた。 たぶん就活ノートだろう。

彼女が何を書いていたのかは分からないが、桐崎にも就活ノートを書いて、それを眺めては悦に浸っていることがあったよなと恥ずかしくもキラキラした時代を思い出した。 あの頃描いていた憧れの景色は今どこにあるのだろう? 希望していた業界に飛び込んだではないか、結婚もできたではないか、その後も何人かの女性とDOしたではないか、守るべき家族もできたではないか、筋トレをしてそれなりの健康を維持できているではないか。 それでも自分の人生に対してまだ満足はしていない。

僕が中学生の頃、GLAYさんが「THE FRUSTRATED」というアルバムを出した。 僕はバンドキッズだったからGLAYさんのインタビューを読み漁った。GIGS懐かしいなぁ。

そのアルバムに込めたメッセージは 「俺たちはまだ満足はしていない。もっといい音楽作るぞ!」みたいなものだったと記憶している。

僕も現状に満足せずさらなる高みを目指したい。